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2009木古内レポートその5
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    ちょっと間があきましたが、木古内レポートの続きです。

    新設マディ区間の中間でトップグループの3周目を無事収録できましたので、なんとかここを抜けて4周目の撮影ポイントを確保しなければなりません。どこで撮るかはこの先の路面の荒れ具合でどこまで自分が進めるかにかかってきます。4周目のゴールシーンは押さえたいところですので、4周目の前半でトップを撮ってからゴールに戻ってくるまでにショートカットして先に帰れる場所にしなければなりません。ということでどこで撮るかは、はっきりとは決めず、とにかく進むことにします。

    しかしどこもかしこもヌルヌル滑ってホントに大変です。ワダチに入ってもハンドルが取られるし、入らなくてもまっすぐ進みません。なんてことないゆるいアップダウンが続くコースですが何回か休みました。1回転びました。こんなんじゃエントラントの邪魔になって申し訳ないな・・・ということもなく前後からは誰も現れないし、音も聞こえません。

    あ〜サバイバルなオープンエンデューロってこうだったな〜としみじみと楽しい気分でした。コースと、そして自分との闘いですね。私は2周で限界を感じましたので、あっさりコースにも自分にも完敗ですorz。

    この感じ、私が初めて出た伝説のサバイバルコンディションの時と似てるな〜と思い、そういえばあの時完走した10人ぐらいの方々を表彰式で眩しく見つめつつ、いつかはああいう強く速いライダーになりたいものだと、闘志をかきたてたもんだっけと、遠い目で路肩で休んだりしました。

    なんとかだましだまし進んでいくとちょうど一番登りきったあたりの狭い尾根道でなにやら草むらでごそごそやってるマーシャル長の鳥元さん発見、と思ったら見事に滑落されてる方がおられました。



    ここって狭い尾根で、さらにここだけ少し道が削れて狭くなってるところで、フロントかリヤが滑って吸い込まれるように落ちちゃったんでしょうね。

    マーシャル長から「他のマーシャルがいたら引き上げるからここに集合してと伝えてね〜」と言われるも、「たぶん無理っす。みんな難所に張り付いて全く動けません」「そ、そ〜かあ、ま、無線ポイントにでも連絡しといてね」「ラジャ」って感じでその場をスルーします。

    さらに進むとあそこが確かもうすぐだよな〜と思いつつ下りをヒイヒイ下って行くと、ありましたあのフミヤスポイント!登りの手前のヤチがついに沼底強化限界を越えてしまい、フロントをずっぽしと埋めて逆立ち状態で直立するマシンをはじめとして、一見してかなりヤバい状況です。手前でバイクを降りて恐る恐る坂の方を見ると、案の定マーシャルフミヤスくんが相変わらず一人でマシンの引き上げを手伝っておりました。



    今のところ渋滞しているわけでないのですが、単独での通過はかなり厳しくなっているようです。

    まずは自分がサバイバルしなければと、とりあえず歩いて坂を登って(泥がまとわりついてこれだけで相当つらい)、登りきったあたりの草むらにデイパックやカメラや暑いから脱いだジャケットやらの荷物を全部上に置いて身軽になってからバイクに戻り、ラインが開き、後ろから誰も来ないのを確認して、気合いでアタック、これならいけるかも?と一瞬思ったけどやはりちょうどフミヤスくんがいるところでスタック。どうしてもステップがつかえてしまいます。本当に申し訳ないけどフミヤスくんに引っ張ってもらって、なんとか登り切りました。新品タイヤだったらもう少し勢いがついて抜けられたかも?とちらっと思いましたが、これを4周もするのはもともと無理なので意味ないですね。

    ここが今回の一番のキモだなということは明らかでしたが、ここで4周目のトップを撮ってるとゴールへの先回りには間に合いそうになく、この状況で知らんぷりして撮影なんか出来るわけもなく、絶対手伝ってしまい撮影どころじゃなくなると思われました。

    こんな状況でもフミヤスくんはまだ笑顔で、「もう限界っす」と絞り出すように言いながらも、ちらほらとやってきては例外なくはまっていくライダーを黙々と引っ張り上げていました。

    「巡回マーシャルは来ないんでしょうかね〜」とぽつりと漏らしましたが「どこも大変でマーシャル全員それぞれに張り付いて動けません。援軍はなしです。持ち場を死守せよ。どうぞ。」てな報告をしつつ、涙をのんで先に進みました。

    この後、3周目のライダーが溜まり始め、そこに4周目のトップグループが突入してきて、いろんなドラマが生まれたそうなんですが、残念ながら収録出来てません。いろんな方のブログとかで少し見られますけど、この後からさらに状況が悪化したみたいです。さすがのフミヤスくんも力尽きて真っ白(真っ黒?)になって動けず、トップ争いのライダーを通したあとは、ライダー同士で開拓して何とか脱出したようです。

    さてなんとかマディ区間を脱出しようとジリジリ進みまして、やっと出口のこれまた難所の右ドッグレッグ急坂登り地点に来ました。案の定何台かハマってマーシャルが引っ張ったりしてます。ラインは結構あってどれも同じようなレベルで行けたり行けなかったりだそうだ。ここもライダーの切れ目を待って一発アタックしましたがやはり1回引っ掛かって引っ張ってもらいました。情けないねしかし。

    マシンを林道まで上げて戻ってくるとマーシャルのともみっちゃんから「藤原さんいたでしょ?」と聞かれたが上には誰もいませんでした。なんでも3周目にトップで来てこの坂は難なく登ったものの、林道に出てエンジンを止めたら、以降一切セルがうんともすんとも言わなくなったそうだ。電装系がダメなのでいろいろコネクタ類をチェックしたけど分からず。キックがないバイクなのでどうしようもなく、すっかり諦めモードで坂の見学をしていたそうだ。

    後で聞いたらヒューズが飛んでいたそうだ。1時間ぐらいして誰かにヒューズじゃないの?と言われてやっと気が付き、スペアに付け替えたらあっさり掛かったそうです。そこから完走目指して4周目に入ったものの、残念ながらタイムオーバーとなりました。初めて乗るバイクでそんなのあることも知らず、とにかく準備不足が原因でしたとさばさばした感じでしたが、順調にいけばマサトンの追い上げをかわして優勝も十分可能性があっただけに悔しいことでしょう。しかしいい走りができたようで、満足げではありました。

    この出口ポイントには北上チームのともみっちゃんと函館チームのumiさんがマーシャルで張り付いて、2人体制ということもあり、かなりの消耗度ではあったものの、なんとかコントロール出来ていました。マーシャルの飲み水がない!という危機はあったようですが、なんとかやりくり?していたようです。

    さて林道までバイクを上げて脱出経路も確保したし、このマディの坂をどうやってトップグループがクリアして行くか?そしてトップで現れるのは誰か?wktkで待ちます。ここが終わればあとは難所がないので、そのままの順位でゴールになる可能性が高いです。さあこのサバイバルを制するのは誰か?そもそも4周も時間内に出来るのか?完走者ゼロになったらどうなるのか?なんていろんなこと考えてたら、来ました!明らかにやる気まんまんの4stサウンドが山の向こうから響いてきました!間違いない、これはトップだぞ!マーシャルチームも含め、みんな一気にテンションが上がります!

    そこへ、様子を窺うようにそ〜っとマサトンが登場しました!「わ〜高橋くん来た〜」っと歓声が上がりますが、当のマサトンはあくまでも慎重に坂の手前でいったん停止してラインを見極めています。

    そして一番アウトのラインを選ぶと思い切った加速でワダチに突入、普通のライダーならワダチの中で勢いをキープするのが難しいわけですが、マサトンは見事にアクセルをあおりつつ勢いを殺さず、何箇所かあるハマりポイントも適切なボディアクションで乗り越え、一気に登りきって行きました。









    マーシャルもその場にいたライダーもみんなで大声援でした。誰もがマサトンの苦労は知っているわけで、このコンディションでライバルたちを振り切って、4周もして、なお力強い走りで駆け抜けていくマサトンには、誰もが称賛を惜しまない、そう云った雰囲気でした。

    マサトンが通過して、さて次は誰が来るかな〜としばらく待ったんですけど、誰も来ないんですね。10分は待ったんだけど誰も来ないし、なんとしてもマサトンの感動のゴールは押さえなければ、ということでマサトンしか撮れなかったけど、移動することにします。

    いや〜高橋やったな〜、などとにやけてつぶやきつつゴールへ戻りました。

    本部に立ち寄ってゼッケン4の通過状況を見に行くと、ほとんどのポイントでまだ#4しか通過してないのが分かります。こりゃホントにぶっちぎってるな〜という感じ。#4は順調にチェックポイントを通過して、まもなく戻ってきそうです。



    ということで、見事なぶっちぎりでチェッカーを受けました。

    なんというかもうドラマチックなレースだったと思います。
    素晴らしいフィナーレでした。



    4位〜10位のSE-Aクラスで4周完走のみなさん。こういう時に完走したいというのは、誰もが思うことでしょう。でもあのコンディションで安定したタイムで4周するのは、テクニックも、スピードも、気力も、体力も、準備も、経験も、マシン整備も、全てが高いレベルじゃないと全然無理なんだということが良く分かりました。このメンツを見れば納得ですわな。



    それにしても、筋書きがあったかのようなドラマチックな優勝!
    これだからエンデューロは面白い!!

    これにてとりあえずレポートは終了。現在はSUGO2DEのビデオ編集作業に取り掛かっています。目指せ夏までに完成!
    | STDE木古内 | 12:02 | comments(4) | trackbacks(0) | pookmark |
    コメント
    マーシャル長?だったっけ?のToriです。
    いきなり自分が登場しててびっくりしました。
    いやーあのあとやっぱり「持ち場を死守せよ!」状況で待っても待ってもだれもマーシャルは来ず、結局ライダーと二人で2時間ほどかかって引き上げましたー。いやー、きつかったー。
    と思ったらそのあともえらいことになってまして水なし、飯なし、応援なしと3拍子そろってたいへんなサバイバルポイントとなりました。いやーでもひさびさにサバイバルな大会でした。オフパラを見て燃えて来年エントリーする人多いんじゃないですか?完走すれば半端じゃない達成感あると思いますよ〜。
    | Tori | 2009/07/07 3:46 PM |
    ゆうじさん、木古内レポート毎回楽しく読ませていただいています。

    今回は選手ではなく初のマーシャルとして木古内に参加しましたが、あらためて裏方の大変さを思い知らされました。

    2日目の朝は大森さんが「朝飯あるから食べてね」と言うものの、
    その朝飯が配られる前に「コース1周してきて」と放り出され、
    1周して帰ってきて大森さんにコースの状況を報告して一休みしていたら
    「スタート15分前です」のアナウンスが聞こえて慌ててハマリポイントに向かいました。
    結局、朝飯食べれないまま、あのポイントで上れずにルートを塞いでしまう選手が続出でその場を離れることができずにあの地獄状態に突入してしまいました。
    周回マーシャルに「飲み物もってきて」と頼んでもハマリ区間の出口ポイントだったため周回マーシャルが持って帰ってきた飲み物はその手前のマーシャルに全て飲まれてしまうという次第で・・・
    顔見知りの選手を引っ張り上げたあとに「お願いだからキャメルの水飲ませて・・・」という状況でした。
    ちょうど、ゆうじさんが来た頃はひと通り選手を排出し終わって落ち着いてトップ選手を待っている状態で、トップグループが過ぎたあとは手前の地獄をやっとの思いで抜け出してきたヘロヘロの選手たちで大賑わいになり、最後には閉鎖になったコースに大森さんがブルで登場して動けなくなったマシンを引っ張るという具合でした。

    あの場所でたくさんの選手を見ていて一番印象に残っているのはタキザワさんです。
    YZ125だとギンギンに回して上っていくイメージありますけど、タキザワさんはひとつ高いギアで上手くアクセルを合わせてボディコントロールでマシンを前に進めていってる感じでした。
    思わず「タッキーや〜るぅ!!」と言ってしまうほどです。
    ゆうじさんにも見てほしかったです。

    あと印象に残っているのは一緒にあの区間に張り付いてたマーシャルのともみっちゃん。
    彼の無限の体力にはビックリですね!!
    あの過酷な状況で「た〜の〜し〜い〜!!」と絶叫していました・・・

    青森や岩手のマーシャルのかたがたと知り合いになれ、また大変貴重な体験をさせてもらった今回の木古内でした。
    来年は選手として参加したいと思います!!

    鳥元さん、いろいろとありがとうございました。
    | umi | 2009/07/07 7:08 PM |
    今回マーシャル部隊だった皆様あらためて御礼申し上げます、又参加して頂いたライダー皆様木古内の大地と格闘していただき有難う御座いました、走るのを止めて他車の排出に力を貸してくださった選手の方々にもお礼申し上げます、
    1日目終了と2日目終了時にブルドーザーのサルベージ要請が出ると思ってませんでした、新コースにブルドーザーを置いてたのは1日目にコースが荒れた場合に修復する予定で用意してました、特に2日目コース閉鎖後にコースに取り残された選手やバイクマーシャル達の姿を見たときと言うより選手かマーシャルか判別が出来ない様相で顔も泥が張り付いて分からない、微かにマーシャルのジャージらしき物でマーシャルだなと分かる程度でした、傍から見ると異様な光景でした、近年完走率が高くマーシャルもある程度順調に動いていたので今年のマーシャルに対する食事や飲料物の配膳が今回の状況に対応されてなかった(全て一定時間には本部に戻ってくると考えていたのです)一歩間違えばマーシャル過労死や餓死になる状況でしたので反省をしてます、次回開催に向けて活動を開始して行く中で今年の課題の見直しをして行きたいと思ってます、確か以前サバイバルな展開をしていた頃はマシーンに牽引用のロープやバンド等を付けたマシーンが多かったような気がしますし、「鳥元」マーシャル部隊は滑車やロープ持参で走ってました、そう言った意味でも近年は底辺(初心者)拡充で自然とコース設定もそれに合わせた設定でした、
    来年に向かってはコースは今年と変わらないでしょうし、今年苦労した箇所も使用します、今年はコース自体が真新しく雨の多い日が続いたので地盤も軟弱でしたので皆さんに苦労を掛けてしまいました、今年これからあの新コースで作業が始まり使用しますので硬く締まる箇所が有ると思いますし、1年間放置して雪の下になると結構かたくなりますのでそれを期待してました。
    今年マーシャルで活躍された方々は来年選手で参加すると良い結果が出ると思いますが、又来年もマーシャルで御願いいたします。
    選手皆さん、マーシャル皆さん有難う御座いました又来年苦労を分かち合いましょう。

    | Oomoriです | 2009/07/08 9:19 AM |
    ゆーじ様、れぽ、お疲れ様でした。09木古内完結しましたね。
    コイタ選手のれぽも最終話は30分延長ぐらいのボリュームで、第5話で完結しました。

    Oomori様、マーシャルの方々、大変お世話になりました。大変よい経験をさせて頂きました。

    いやーでも、やっぱり木古内は特別ですね。
    楽しい、辛いが、いっぱい有って思い出すだけでまだ、ドキドキしてます。
    今年出場した色んなパイロットの方々に合うとみんなニコニコしながら、熱く話をしてくれます。
    私も、久々にジャケットから湯気が出るほど、楽しかったです。

    来年も、どちらかで参加させて頂きますのでよろしくお願いいたします。

    また、どこかのマーさるでお会いする事も有るかと思いますが、気軽に話しかけて下さいね。

    それでは。
    | マーシャルフミヤスくん | 2009/07/09 12:28 AM |
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